あまねく人にイノベーションを!
こんにちは。
久しぶりの、ビジネスモデルキャンバス活用事例です。
画像は、さる企業さんの社長さんおよび幹部の方と描いた、新事業検討にあたってのビジネスモデルキャンバスです。
規模は小さくとも、その分野においてはおそらく国内トップ企業、これまで蓄積してきたリソースを活用して、事業フロンティアを開拓しようとされ、数年前、別件で少しお手伝いさせていただいたことがあるOkadaにお声がけいただきました(ありがたいことです)。
構想自体はまだごく初期段階、すなわち、輪郭はまだかなり曖昧な段階です。
新事業を考える際、この段階からビジネスモデルキャンバスを使うことは、非常に効果的だと思います。
今回も私はインタビュー役として、「どうしてですか?」のなげかけに徹し、その答えを考える中で、お相手から出てきた言葉を、とにかくビジネスモデルキャンバス上のどこかに置く、徹底的にそれを繰り返す。
そうこうしているうちに、その置いたバラバラの言葉が、つながりを持ち始めます。
それを感じつつ、またお相手の頭の中にあるものを、とにかく言葉、絵、モノ等で表現していただく、そして、それをまた、ビジネスモデルキャンバスのどこかに置く。
結果として、徐々に構想の輪郭が今までより解像度を増し始め…。
この段階では、まだクリアである必要はありません。焦る必要はない、というか、焦ってはいけないでしょう。
なぜ?それは、仮説の、そのまた仮説だからです。
今回は、事業全体のカタチが感じられたところまでにし、それをもとに、最初のユーザーインタビューの設計(というほどのものではないですが)、スケジューリングをご一緒に行いました。
次回はそれをもとに、バリュープロポジションキャンバスも使いつつ、さらに解像度をあげていく予定です。
ビジネスモデルキャンバスは、この1年の間で関西でも浸透ぶりは顕著で、新事業(創業含む)関係者(特に支援機関・サポーターの人)でまず知らない方はいらっしゃらないであろうレベルにはなっています。
ただ、ともすると、事業計画や企画書を書く際の整理・チェックリストレベルでとどまっているケースがかなり多いと思われ、本来の活用シーン(創造活動)は残念ながらまだ少数派なのではと推測されます。
今回の事例のように、ぜひ、初期の段階からフル活用していただきたいですね。
結果として、その方が力強いビジネスが、より早く実現することでしょう。
ご参考までに。
それでは。
*ビジネスモデルキャンバスのプロとなるための入口がこれ。
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