あまねく人にイノベーションを!

こんにちは。
昨日は、『お店で学べる!創業セミナーin Settsu 2017』(通称:摂津ver.)第3講でした。

今、ビジネスを創る・立ち上げるプロセスは、ほんのすこし前と大きくというか、根本的に変わっていると考えていいでしょう。
これは、ほとんどの業界・規模にかかわらずです。
時代が変わっているのですから…

簡単に言うと、従来の、
「(従来の)見えている市場や競合を構造的に解析して論理的に計画を組み立てていくという戦略論が、通用しなくなった」
ということ、これは私が言っているのではなく、マッキンゼー・アンド・カンパニーのディレクター・日本支社長を経て現・早稲田大学ビジネススクール教授、そして、ビジネスモデル学会の会長をおつとめになられている平野正雄先生が最新の著書『経営の針路』でおっしゃっておられることです。

それを背景として、ビジネスモデルという概念が広まってきたとも先生は書かれておられますが、デザイン思考等の感性的思考が、近年、経営の世界でも急速に広まっているのも同様な背景があってのことでしょう。
ただ、この思考のパラダイムの転換は、言うは易し行うはなかなかに難し。

私たちがお手伝いしている創業塾・スクールは、新時代の思考パラダイムに基づいたプログラムとなっていて、従来のパラダイムに慣れている方(ほとんどの方が最初はそうですが)は、「モヤモヤ感」を抱くことがままあります。

ということで、まずは、そのモヤモヤ感の正体をご理解いただきました。

ここでの詳細な説明は省きますが…「モヤモヤ」は、実はとっても素晴らしく、喜ばしいことなんですね 🙂

第3講は、ビジネスモデルキャンバスにおける左半分と下部分の解像度アップについて、
 

そのまたメインディッシュは、「ライフストーリーインタビュー(セルフver.)」。
本来は、私がインタビューアーとなってお一人お一人、これまでの経緯をお聞かせいただく中で、ご本人ご自身に、深いところにあるリソースにアクセスいただくプロセスを取るのですが、さすがに受講いただいている方全員に一度には無理だし、かつ本来、ご本人が日常の中で「内省」いただくのがベスト、ということで、一つの手法として、フューチャーマッピングBasic ver.のエッセンスを用いたやり方をご紹介しました。


曲線と一言セリフから、記憶の倉庫にアクセスする感覚をつかんでいただき、その状態で、いくつかの「質問」をご自身に投げかけていただく…
これぞ、全くもっての「感性プロセス」…そもそも、論理的なプロセスでは深いところまでアクセスしての内省は困難なのです。

質問も、従来ビジネス界では主とされてきたロジカル思考のみによるものではなく、ラテラル思考とバランスよく組み合わせたものである必要があります。

このラテラルとの組み合わせ、慣れるまでは「モヤモヤ」〜となるでしょうが、「モヤモヤ」はみなさんが進化する兆し、身につけると強力な「一生モノの武器」となることでしょう。
がんばってくださいね 🙂

後半は、頭を一転ロジカルに切り替えて、数字のお話。
これも本来奥深い分野なのですが、優先順位からご本人しかできない部分(しかも日常において大切な)にフォーカスして、少しだけですが、実際に手を動かしていただきました。

で、最後に…
第4講のさわり部分を。

この視点転換もまた、現代では必須事項となっています。
カスタマ(サクセス)ジャーニーにつながるところです。

さ、次回はいよいよ最終講、摂津ver.だけのオリジナルコンテンツも用意されています。
楽しみです。

それでは。