あまねく人にイノベーションを!
こんにちは。
3月の高知商工会議所さん主催版に続き、5月14日、佐世保市さん主催
●事業再構築のための「価値デザイン経営実践塾」
を、BMIA仲間で現地でご活躍中の中小企業診断士さん−島浦誠さんと一緒にお手伝いさせていただきます。
https://www.city.sasebo.lg.jp/kankou/syouko/20210514kachidesignworkshop.html
ご存知のとおり、事業再構築補助金がスタートしております。
第1次応募締切は4月30日ですが、その後も、今年度数度にわたって応募受付があるとのことです。
本プログラムは、あえてその「制度の説明」や「事業計画の書き方」にはふれずに、コアである「事業再構築の構想(デザイン)」にフォーカスするものです。
事業という構造−ビジネスモデルの再構築構想は、事業計画でデザインすることは極めて困難です。ましてや、「補助金獲得ノウハウ」でどうなるものでもありませんし、補助金採否でその事業が成功するか否かが決まるわけでもありません(補助金に採択されたからと言って、それでお客さんが買いたくなるわけではないですし)。
ここでほぼドンピシャで活用できるのが、「知的財産推進計画2020」(内閣府)で示された価値デザイン経営のプロセスです。
本プログラムは、この価値デザイン経営のプロセスをベースに、そこで示されている経営デザインシートと、ビジネスモデル・デザインの世界標準ツールであるビジネスモデルキャンバスとを効果的に融合させて、自社にとっても将来の顧客にとっても、そして社会にとっても魅力的な事業再構築をデザインしていくプログラムです。
全体を、
●事前学習編(動画配信予定)
●ワークショップ編
●フォローアップ編(動画配信or資料共有)
の3部構成とし、価値デザイン経営のプロセスを使い、実際に事業再構築の構想を描いていくプロセスをご体験いただく、本格的かつ実践的なプログラムとします。
今、多くの中小・小規模企業さんにおいては、これまでとは非連続の事業構造−ビジネスモデルのイノベーションが急務となっています。そういう意味では、今回の事業再構築促進事業は時宜を得た施策と思います。
ただ、この施策が単なる補助金のバラマキに絶対してはならないと思うのです。この財源は、未来の次世代、そのまた次世代からの借金であること、重々肝に銘じることは私たち当世代の責務だと思うのです。
微力ながら、このプログラムを通して、その責務の一旦を担いたいと思います。他地域でもぜひ広めたいとも思います。
どうぞご支援のほど、よろしくお願いいたします。
それでは。
(3月16日、高知商工会議所さん主催「価値デザイン経営実践塾」にての様子)