あまねく人にイノベーションを!
こんにちは。

去る12月22日(日)、兵庫県明石市にて、経営デザインシートwith ビジネスモデルキャンバスで、
●わが社の“未来”をデザインするワークショップ〜こころ踊る未来の価値を創造しよう〜
のお手伝いをさせていただきました。以下、その概要をご報告いたします。
今回はPart1として、その前半部分です。

会場は由緒正しき岩屋神社さん、エビス様がお出迎えしてくださいました♪

日本青年会議所(以下、JC)さんは、今後、経営デザインシートを徹底的に活用し、新たな価値がバカバカうまれる「価値デザイン社会」を実現していかれるご方針、聞くところによると、2020年度は、数千件もの新たな価値創造メカニズム(広義のビジネスモデル)を描く活動に取り組まれるとのことです。この日はそのためのワークショップ第一弾、そのお手伝いをさせていただきました。大変光栄なことです。

スタートはもちろん、これ、Yeahhh!!!

JCさんは20歳〜40歳までと年齢制限があり、かつ、そのほとんどが経営者やその後継者の方々、若いパワー炸裂で、yeah!の気合も半端ない迫力でした 🙂

経営デザインシート誕生の背景には3つの文脈、
①知財の文脈
②イノベーションの文脈
③統合報告(そのベースにある知的資産経営含む)の文脈
があり、その関係もあって経営デザインシートに関わる(描く)方々の立ち位置は、大別すると、下記のとおりおよそ3つのポジションに分類できようかと思われます。
(ご参考)それぞれのポジションにより、経営デザインシートのとらえ方は異なったものとなりやすいと、個人的には思っています。例えば、左端の「開示/分析・評価」の方であれば、統合報告書をまとめるにあたっての情報整理ツールや、知的資産経営報告書等のダイジェスト版的な捉え方がシックリきやすいかもしれませんね。このとらえ方の違いをおさえた上で、効果的に組み合わせる必要性もあると考えています。

3つの文脈を統合する全体の文脈は、
●“知財”を活用して、“イノベーション”を構想し、“統合報告”でステークホルダーの共感と支援を得て、将来の新たな自社の姿を実現していく
そして、3つのポジション間の流れは、上記画像でいうと、右から左へ向かってのものとなると考えられるでしょう(もちろん、ポジション間の往来もありましょうが)。
今回のワークショップ・プログラムは、そのうち、右端、すなわち、事業を推進する当事者ならびに、その伴創者(伴走者ではなく)の立ち位置の方向けに構築したものです。
経営デザインシートとは、内閣府の定義によると、
●自社が持続的に成長するために、将来の基幹となる価値創造メカニズムをデザインして移行させるための、将来を構想する思考補助ツール
そして、思考する主役はまさしく当事者たる企業さん、ということで、とりわけ中小企業の経営者さん方が自ら「経営デザイン」に、忙しい日常業務の中でも気軽に取り組むことができるプロセスを持ち帰っていただけるような内容としました。

まず、なぜ、今、経営デザインが必要なのか…

詳細は省きますが、一言で表現すると…時代が変わっているのです!
一言過ぎ?とにかく、今、中小企業と言えども、いえ、中小企業だからこそイノベーション、それも、ビジネスモデルのイノベーションを”常”に推進できるような企業体質・体制にしておくことが必須という時代になったのです。

なにやら講義的なところは可能な限り短縮し…さっそく、「これまで」のビジネスモデル(価値創造メカニズム)を、ビジネスモデルキャンバス(以下、BMC)に描いていただきました。
時間の関係もあり、BMC自体の説明はほとんどせずに、いきなり、私の方からみなさんに幾つかの簡単な質問を投げかけ、答えていただくいつものスタイルで進行させました。


ご覧ください!BMCの説明ほぼなしで、これですよ!😲
いやあ、お見事!さすがは経営者の方々です!

そして、たった2分間で、自社のビジネスモデルをプレゼンテーション。

今回は、前日お会いしたばかりで、お互いの事業内容をほとんどご存知でないという方もいらっしゃいましたが、それでもスラスラと相互理解が進んだようでした。
実は…この相互理解が、午後の「これから」のデザインに活かされることになるのです。。。

Part2に続く…)