あまねく人にイノベーションを!
こんにちは。

下記の画像は、昨年お手伝いさせていただいた創業スクール受講の方とご一緒に描いた、ビジネスモデルキャンバス(BMC)です。

実は、このBMC、ご本人にとっては、創業スクールでご本人が描かれたものを入れて、4枚目になります。
ちなみに、創業スクール修了後、まだ半年も経過していません。
守秘義務がありますので、さすがに内容はオープンにはできませんが、その4枚を時系列に並べると、ご本人がその間、どのような仮説をたて実験−検証を繰り返されてこられたのか、そして、その中で、確実にひとつの方向に進んでおられることがよくわかります。

その間、私が何をしていたか?
それは、BMCを共通言語に、ご本人がこの後、どういう課題をたて行動していくのかorいきたいのかを、ご本人のお話の中から感じ取って、アクションシナリオとして整理していくことのみです(上記画像中、ピンクふせん部分)。
時折、補助的に他のツールやフレームを組み合わせ、ヒントを探ることはありますが、基本的には、全てご本人が考え、そして、明らかにしていく。

それが本来だと思うし、創業を考える方のほとんどは、そのためのヒントを模索して、支援機関や支援者のもとを訪れるケースが圧倒的多数。
だから、私たち支援側がなすべきことの最重要なものは、ご本人が仮説−実験−検証のサイクルを回しながら学び、そしてご自身の内なるものを現実化していくための効果的なプロセスをご提供し、かつ、必要に応じてそっと添うこと。

そのためには、現状では、やはり、「創る側」と同じ視点にたてるBMCを共通言語として活用するのが最適です。
できあがったものを「評価・診断する側」視点のビジネスプラン(事業計画)では、極めて困難です。

この方が生み出そうとしているビジネスは、ご本人の強い想いを起点にしています。
ここまでの4枚のBMCの進化は、その「ならではの想い」が「ならではの価値提案(Value Proposition)」として、ドンドン輪郭がクッキリしていっている様子をあらわしています。

このプロセス、もっともっと広めていかなくては…

それでは。