あまねく人にイノベーションを!
こんにちは。

ご報告がさらに遅れ…、
●ビジネスを創る起業家のための創業塾2018
(主催:尼崎商工会議所/尼崎市/兵庫県商工会議所連合会、後援:尼崎信用金庫/日本政策金融公庫、各敬称略)
中盤のご報告です。

<第3講−2018年11月10日(土)10:00〜17:00>
第3講のテーマは、「ビジネスモデルデザインする」です。
「え?第1講でのビジネスモデルキャンバスはビジネスモデルデザインじゃなかったの?」と思われた方もいらっしゃるかも… 😉 
第1講で取り組んでいただいたのは、ビジネスモデルのデッサン、ご本人の内にある思いを、まずは外化して対面していただき、その後の「ビジネスモデルの輪郭どり(明確化)」に向けての第1歩だったのです。
第2講は、虫の目で、まずは想定するお客さんが抱えている問題の構造化にガッツリ取り組んでいただきました。
そして、この第3講は、その問題を解決し、かつワクワクになっていただくための価値提案(Value Proposition)、そして、その価値提案を実現し、顧客にお届けする「構造」のデザインのプロセスにチャレンジしていただきました。

午前中は、まず価値提案のideation(アイデア創出)。

ここでは、問題の焦点をさらに絞るためのフリクションマップと、バリュープロポジションキャンバスの左半分(バリューマップ)を使いました。
お客さんの問題構造の奥に踏み込んでいるため、より深みのあるアイデアが出てきやすくなります。
しかも…単に一人で考えるのでも、一般的なブレストでもなく… 😉

午後からは、ご本人がお持ちの貴重なリソースの採掘。
よく、「自己の棚卸しをしましょう」として、資格・経験・人脈等いくつかの欄からなるシートに、考えつくものを箇条書きで列挙させるやり方のセミナー等があるようですが、私たちは、この手法については、否定はしませんが、どちらかというと、効果性の点であまり肯定的にはとらえてはいません(その理由についてはまた別の機会に)。

ということで、こういうやり方で。

ビジネスモデルキャンバス上においては、KA/KR/KPの部分への対応となります。

そして、その手法を、今度はお客さんに向け活用、カスタマージャーニーをデザインしつつ、ビジネスモデルキャンバス上のCH/CRの輪郭をクリアにしていく。

その一環として、クラウドファンディングを位置づけ、これについても、今や「阪神間でクラファンと言えばこの人」と称される生島正さんからレクチャーをいただきました。

ここまでで、ビジネスモデルキャンバスの「お金」以外のところが揃いました。
一旦、全体俯瞰しつつそれらの関係性を調整し…第4講、そして、第5講でのストーリーテリングへと続いていくことになります。

(Part3に続く…)