あまねく人にイノベーションを!

あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

私ごとですが、正月に実家に帰省した際、印象的なことがありました。

姪がビジネスモデルキャンバスを使っての、新事業案の考案に取り組んでいたことです。
どうやら昨年勤務先で、社員に対しビジネスモデルキャンバスの使い方のレクチャーがなされ、「お正月休み中に、新規事業をひとつ考え、BMCで提出」との宿題が出たらしく。
彼女は新事業担当でも、企画担当でもなく、ごく普通のグラフィックデザイナーです。
絵を描くことは小さい頃から大好きで、絵を描いている時がシアワセ〜という子、ビジネスに関して特段関心が高いわけではありません(少なくとも私の知るかぎり)・・・。
そんな彼女でも、ごく普通にビジネスモデルキャンバスを使うようになっている事実。
ごく身近に、「時代の流れ」を感じたのでした。

ビジネスモデルキャンバスに限らず、各種イノベーションツール・メソッドは、これまでともすると、ハイテク技術系企業やベンチャー企業に適した「特殊なもの」として認識されているケースがままありました。

今、この認識が急速にかわってきています。
新しいビジネスであろうが伝統的ビジネスであろうが関係なく、
大企業であろうが、中小企業であろうが、小規模企業であろうが関係なく、
企業であろうが官公庁であろうが関係なく、
組織であろうが個人であろうが関係なく、
小中学生であろうが社会人であろうが関係なく、
そもそもビジネスシーンであろうが日常の生活シーンであろうが関係なく、
すべからく、「あり方・やり方」のイノベーションが求められていることを実感しています。

そして・・・この動きは2018年、これまでにないレベルで加速していくでしょう。

特にビジネスの世界においては、「リーマンショック以前のやり方・思考パターン」は既に金属疲労を起こしていることが、大企業においてだけでなく、中小・小規模企業の現場においても顕著となってくる・・・連れて公的支援施策も、ある意味歴史的な転換を余儀なくされてくるでしょう。
既に、創業支援において、その動きが出ていることは、2017年版中小企業白書における記載内容からも明らかです。

その中で、私どもとしましては、その変化に適応するのではなく、むしろ変化をリードしていく存在となるべく、活動の幅・深さの充実を図っていきたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。