あまねく人にイノベーションを!
こんにちは。

これまで、ビジネスモデルキャンバスをはじめとしたイノベーションメソッド・ツールを使っての、実際の事例は私Okadaのフェイスブックページ(AMM)にてご紹介してきましたが、これからはこのブログでも少しずつご紹介していけたらと思っています。
ただ、そのほとんどが現在進行形の生事例なので、画像内のふせんや記述内容はボカシをいれさせていただきますので、ご了解をお願いいたします。

下記の画像は、昨年(H28年)、さる地域の創業塾を受講いただいた方が、つい先日描かれたご自身のコミュニティビジネスの構造ービジネスモデルです。

創業塾を受講いただいて後ここまで1年と4ヶ月強、試行錯誤しながら少しずつ前進され、いよいよ本格始動が射程に入ってきました。

創業塾で描かれたビジネスモデルキャンバスは、言わば、ご自身の内なる声にまかせるまま描いたデッサン(すいません、この時の画像はありません)、当然といえば当然なことですが、やや総花的な感はありましたし、かつ、輪郭の曖昧さも正直否定できませんでした。
しかし、そのデッサンたるファーストキャンバスを起点として、イノベーションストーリーはスタートしました。

創業塾の後、個別にフューチャーマッピングでご一緒に柔軟にアイデア発想。

その上で、描いたビジネスモデルキャンバスが、これ↓です。

フューチャーマッピングでは、ビジネスモデルのアイデアと、霧の中でも動いていくためのアクションシナリオを仮説として設定、その後、ご本人は、上がったり下がったりしつつも、力強く歩んでいかれました。

そのプロセスは、フューチャーマッピングで描いたシナリオやビジネスモデルキャンバスで描いたデッサンとは異なる点も少なからずありました。
しかし、そのプロセスの中で得た「生の学び」を都度活かし続け、そして、ようやく冒頭画像のビジネスモデルキャンバスへと辿りつかれました。

起業って・・・多くはこういうプロセスだと思うんですね。
粘土をこねるように、動きながら、カタチを整えていく。
実務的にビジネスの中核となるビジネスモデルのデザインには、十分時間をかけた方がいい。
焦って、事業計画をつくるのはかえって危険。

その過程で、ご本人と支援機関・支援者さんとの間にあって共通言語の役割をするデザインツール、それが、ビジネスモデルキャンバス
実際、この創業塾を主催なさった支援機関さんの伴走ぶりは、他の機関さんにも参考になるのではないかと。

もちろん、これでゴールではなく、むしろここからスタート。
今後も「変化し続ける」ことが、事業を成功に導いていくことを考えると、今後も、ビジネスモデルキャンバスやその他イノベーションメソッドを使って、リ・デザインを継続していっていただけたらな〜と思います。

ご参考までに。
それでは。

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