あまねく人にイノベーションを!

こんばんわ。
今日は、「ビジネスを創る“起業家”のための創業塾2017」(通称・尼崎ver.)第2講、10時〜17時、「お客さんを観察し、学びましょう」=Product Market Fitをテーマに、ガッツリ、そして、精一杯お手伝いさせていただきました。

第2講からは、Good & Newから始まります。

みてください、この和やかな、いい雰囲気♪

第1講では宿題が出ていました。
お題は「繁盛店・気になるお店(orビジネス)の構造を、ビジネスモデルキャンバスで考える」というもの。そのシェアの様子です。

ビジネスモデルキャンバスが頭の中にあると、街は「学びの宝庫」となります。

午前中、この後は、私・Okadaが関係している実際の事例を通じて、まずは、もう一つのキャンバス−Value Proposition Canvas(バリュープロポジションキャンバス)も使っての、Product Market Fitのプロセスを知識として身につけていただきました。

益々いい感じ 🙂

午後からは、ひたすら、実践・実践・実践!

「顧客の観察」において、実務的に最も重きをなすのが、インタビューです。
そのポイントは、最初の導入部分、そこを、実際にインタビューする人・される人にわかれて、実体験していただきました。

ペアインタビューの後は、デモインタビューの中から、情報をピックアップし、お客さんのJobs/Pain/Gainを浮かびあがらせるトレーニングへ。
教科書的には、ユーザーに直接インタビューするデモとなるところなのでしょうが、創業の場合、実務的には、いきなりユーザーインタビューというよりは、まずは自社内である程度、インタビューを想定しての検討を行った後、ユーザーのもとに出向くというケースが多いと思われます。
今回も、それを想定してのデモインタビューとしました。

インタビューをする人は私・Okada、答える人は、第1講で先輩起業家として貴重な体験談をお話いただいた、Az Kobe大西俊和さん。
大西さんには、Az Kobeさんがハッピーにしたいと思っている方を一人具体的に設定してもらい、その方のJobs/Pain/Gainに思いを馳せていただき、私がそれを、インタビューで引き出すという設定で行いました。

もちろん・・・ほぼ打ち合わせなしの、ぶっつけ本番です。デモと言えども、臨場感が大切ですからね。 😉
みなさんは、メモを片手に、そのデモインタビューの中から情報をピックアップする役。

インタビューの後は、それらの情報から、Jobs/Pain/Gainを整理し、重点化。

「この段階では、まだアイデア出しはしない!」が留意点。
一旦、お客さんの状況に、一歩も二歩もググッと入っていくためです。

そして・・・さあ、お待たせしました。
ideation(アイデア出し)です。

ストラクチャード・ブレインストーミングで次々とアイデアが!

ごく短時間の間に、ナント、180を超えるアイデアが湧き出てきました!
それらの中からヒントを得て、各グループ毎に、Az Kobeさんのビジネスモデル進化ver.をデザイン、そして、堂々とPresentation。

創業は、いわば究極の不確実性のただ中での営み、当初の構想どおりに事が運ぶ方が稀、言い換えれば、いかに想定外のことや環境・状況の変化に適応し、即座にビジネスモデルをアジャストできるかが、創業において、最重要ポイントと言っても過言ではないでしょう。
今回のワークは、先輩起業家のビジネスモデルを借りて、その「ビジネスモデル進化プロセス」を疑似体験していただきました。

Presentationを聞く大西さん、そして臨時財務部長役の、これまた先輩起業家・桶下眞理さんの表情も、真剣そのもの。

大西さんによると、実際に検討したいアイデアも少なからずあったとのこと、お互いにとって、とても有意義な時間となったのではないでしょうか。

茨木ver.第2講の様子をお伝えしたブログでも述べたと思いますが・・・
今、全国で開催されている創業塾・スクールはあまたありますが、いかがでしょうか、「ビジネスを創る」という観点から、ここまで深く具体的プロセスに入り込んでのプログラムは、あまり見られないのではないでしょうか。

でも、創業なさるご本人にとって、このProduct Market Fitをはかるステップは、とてもとても大切なステップ、今後は、多くの創業塾・スクールにも広がったらいいな〜と思います。

それでは。