あまねく人にイノベーションを!
こんにちは。

昨日10月21日(土)、いよいよ『ビジネスを創る“起業家”のための創業塾2017(通称・尼崎ver.)』が開講となりました!

思い返してみれば・・・
創業塾・スクールを舞台にしたイノベーティブな動きは、一昨年、箕面、そして尼崎で始まったのでした。
デザイン思考、そして、ビジネスモデルキャンバスをはじめとしたイノベーションメソッド・ツールを本格的に導入した創業塾・創業セミナーは、全国広しと言えども、当時はさほど多くはありませんでした。
特に関西、なかんずく、兵庫県下では尼崎ver.しかなく、画期的だったと言えましょう。

尼崎商工会議所さんはイノベーターなのです 🙂 

スタートは恒例、「私は何色です、なぜなら・・・」のWhat’s my color?から。

いきなり冒頭にこれをやる裏には、実は、深〜い深〜い目的があるんですね 😉 

実は今回、これをやるかどうか、直前までかなり迷いました。
というのは昨年まで私たちは尼崎では女性創業スクールの方を担当していて、女性の場合、この手のものには割とすんなりはまり込んでいただけることは経験上わかっていたのですが、今回は男性のご参加者の方が多い・・・
ということで、なぜこれをやるのか・やるといいのか、その因果関係に関する説明をいつもより多く準備していました。
 
が・・・不要でしたね 、むしろ、お父さん・おじさん・おにいさん方の方がしっかりとはまり込んでいただいていました。感謝です♪
 
午前中はこの後、全5講の間、どういうことをやるのかの全体像をご説明しました。
今、「ビジネスを創る」にあたって、最も注力が必要となっているのはPlanningステージよりも(そこも大事ですが)Designステージ、なかんずく、ビジネスの構造を設計しカタチにしていくビジネスモデルのデザインです。
そのことは、総務省・中小企業庁連名で出されている「産業競争力強化法における市区町村に創業支援のガイドライン」からもうかがえますし(詳細はこちら)、元・マッキンゼーの日本支社長で現・早稲田大学ビジネススクール教授の平野正雄先生も最新の著書で、「見えている市場や競合を構造的に解析して論理的に計画を組み立てていくという戦略論が、デジタル経済では通用しなくなった。市場は分析するものではなく、イノベーションを通じて創造していくものとの認識変化・・・(以下省略)」とおっしゃっておられます。
実は・・・このDesign Stageにしっかり注力することは、より質の高いPlanにもつながるという関係になっているんですね 😉 
今回も、この時代変遷を映し、全5講の流れを設計してあります。
 
午後からは、まずは、伏見明浩さんのファシリテーションで、ビジネスを創るにあたっては今や世界標準・共通言語となっているビジネスモデルキャンバスの仕組みについて。
 
早速手も動かし、協力し合いながら、徐々に理解を深めていっていただきました。
 
そして、先輩起業家として、起創会(尼崎創業塾卒業生を中心としたコミュニティ)会長のAz Kobe大西俊和さんから貴重な体験談。
 
その直後、私岡田が、今お話いただいたばかりの大西さんのお話を、ビジネスモデルキャンバスを用いて違った角度から再現。
ビジネスモデルキャンバスの仕組みと、先輩起業家が実体験を通して身につけた「起業にあたっての大切なカンどころ」を同時に理解していただくという、一石二鳥の試みにチャレンジしました。
 
さあ、いよいよ、みなさんが、今抱いておられる構想を、目の前のビジネスモデルキャンバス上にデッサンしていただく時がきました。
 
ここからの進行役は、大西眞由美さん。
 
さあ、みなさん、チャレンジ!

すごいです!
みなさん、みるみるうちに、ふせんをペタペタしていく!
この段階でのコツは、とにかく頭に浮かんだことは、ふせんに書いて目の前のキャンバス上に置くこと。それがまた誘因となって、次から次と芋づる式にご自分の中にあるものが出てくることがよくあります。
 
キャンバス上にデッサンした後は、早速、お隣の方にプレゼンテーション・
 
頼りになる、起創会の先輩からのアドバイスをゲットした方も 🙂 
 
第1講終了後は、受講者のみなさんだけでなく、起創会の先輩方、尼崎商工会議所ご担当のみなさん、尼崎市ご担当、尼崎市インキュベーションセンターAbizご担当、そして、地元金融機関である尼崎信用金庫ご担当者も交え、にぎやかに懇親会。
今、尼崎の創業支援は、多方面から注目されていると、他所でも耳にしました。
まさに全市をあげての創業支援活動の中から、このところ赤マル急上昇中の、(株)ふたごじてんしゃ中原美智子さんやnuts 藤村絵理香さんをはじめとした起業家がどんどん生まれはじめています。
この懇親会は、その状況を凝縮しているように感じたのでした。
 
我々dラボとしても、このような心があったまるシーンがより多く関西のあちこちで見られるよう、微力を尽くしていきたいと思います。
 
それでは。